開明では何を作っているの?

 機械加工と聞くとどんなことを想像しましたか?私は、ポリテクセンター(正式名称:職業能力開発促進センター)という職業訓練校で機械加工という項目を見て思ったのは

・自分の工場で作ったパーツで販売する製品を組立までする。

・ネジやボルトなどのパーツをつくる

・溶接や電動のこぎりみたいなもので板や棒などから製品をつくる

といったことを考えました。とりわけ、ネジやボルトなどは一秒間に数個作れるような工場を想像していました。テレビなどで取り上げられるのは大量生産が多いのでその影響ですね。

 では、開明製作所では、実際はどのようなものを作っているのかというと…

       

こんな感じのネジが部分的にあるものや何らかの軸になるようなものであったり、何かのパーツを押さえつけるようなものであったり…そういった「部品」を大量生産ではなく、小ロット(少ない数)の生産が主です。開明製作所は、主にお客様から作って欲しい部品を図面を頂いて製造する「受託製造」をしているので、開明で作ったものはお客様の部品の情報漏洩の観点から基本載せられません。※写真はフリーサイトで頂いたものをイメージとして使用しています。

そして開明の売りは

「小径・微細・精密」

です。

別の言い方をすると「小さくて、細かい部品の製造をしています。大きさの精度もすごいです」ということを売りにしています

 じゃあ、具体的な大きさはというと…大きさは直径50mm以下。指でつまめるくらいの直径5mm以下の加工の実績もあります。
大きさの精度としては0.001mm=1μm(マイクロメートル)単位で製造もできます。サイズ的には大き目のミトコンドリアが1μmなので少し大げさに言うと細胞レベルの大きさの調整が出来ます。ということになります。

取引先は大手企業様もありますし、一見の企業様。個人のお客様との取引もありますのでどなたでも発注してOK!というのも特徴かもしれないですね。

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