開明ではどんな加工するの?~ワーク編~

基本知識

 前回の記事「どんなもので加工するの?~旋盤編~」で大根のお桂剝きやリンゴの皮むきのように削るといった文章を書きました。様々な形にワーク(材料)を削るためには外径や内径を削るのですが、今回はその用語について書きますね。

外径

旋盤のワークの基本は円柱です。ものによっては六角中などもありますがここでは、円柱型で話を進めます。

外形は外側の直径です。(写真参照)

ここを削る際には、外径加工や外径旋盤加工といわれるのが多いです。しかし、日本産業規格(JIS)では、外径を削る時の名称は「○○という名称に統一する」という記載はなかったと思うので現場によって言葉は違うと思います。

・・・名称についてしっかりルール付けされていたら教えて欲しいです。

 

端面

 旋盤で加工する際は、必ずワークを固定する必要があります。固定されてるのと逆側の面のことを「端面(たんめん)」といいます。あまりここの名称を端面以外に聞いたことは私はないですね。ほかの現場だとどうなんでしょう。

 ちなみにワークを固定することを「チャッキング」と言います。

内径

 ものによってはないものもあります。端面から穴が開いており、その内側の直径を「内径(ないけい)」と呼びます。

ちなみに貫通していたら「貫通穴」途中で止まっていたら「袋穴」や「止まり穴」などと言っています。外径から空いた穴は?
これは「横穴(よこあな)」と言われます。更に横穴同士が繋がっているときは「クロス穴」とも言われます。

これらも現場で変わりますね。

最後に・・・

 いかがだったでしょうか。私は職業訓練校で「現場によってこの用語はこういう風に言うこともあるよ」と様々なことを学びました。まだ記事にはしていませんが、「表面性状」という言葉を習いました。開明でもこれは「表面粗さ」または「面粗さ」単に「粗さ」という風に言っているので、言い方は、本当に現場によって様々みたいです。

 次回は旋盤の機構について書こうと思っています。もし、記載している内容に誤りや誤字などがあったらご指摘して頂けるとありがたいです。私も日々精進です!

NEXT・・・旋盤の機構(基礎)

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